呪われてんなー、まだ(笑)

今年はかなりがんばって、その成果も出た。
こんなのは何年ぶりかってことで、そこんとこ、もっと受け止めておこう。
浮き沈みもかなりあったし、取り巻く状況も相変わらず厳しかったのだけれど、
ここまでできるなんて思っても見なかったことだ。


ここ数日、かなり疲労が溜まった感じでなんだか気分も重く、やんなっちゃうなーってな感じだったのだけど、
ああ、ちょっとこれ、うつっぽいな、と気付いたのがやっと今日のこと。
もう少し早く気付くと良かったな。
抜け出そうともがいて少し重くしてしまったよう。
がんばってなんとかなることと、かんばってもどうにもならないことがある、ってすぐ忘れる。
どうにもならないことは、ほっとけばなんとかなるし、なんともならなかったところで、別にどうってことはない。
自分ひとりでできることには限界があって、それでいいんだ。
限界を受け入れずにもがけくほど墓穴を掘ることになる。


なんとか人間らしい生活ができてきて、なんとか、働けて、最低限度の収入があって、
そこまででまだいっぱいいっぱいなわけなんだけど、
誰にでもできるレベルではないことができているのだってこと。
今年はもう本当に、もう自分ってちょっと天才なんじゃないかって思うことさえ何度かあったわけで、
収入なんて後から付いてくるもんだ。それだけを基準にして自分を貶めることはもうやめたはず。
そもそも、別に今お金に困ってないし。なんとかなってるし。そんなにお金が必要な生活を望んでいるわけじゃないし。


たった一人で、自分のアイデアだけで、ひとつひとつの困難を乗り切ってきた一年だった。
ここまでやれる人はなかなかいないよな、ほんとに。
作品のレベルもかなり向上しているし、それを伝えていく方法も、全くお金をかけられないところで、自分の表現力と地道な努力だけで、売れ行きが作成数に追いつかないところまでやりきった。たった一人でだ。
それでも、まだまだ、可能性がある。


この状況で何をうつになってんだか、って感じ。
まだ出来ていないことを探し出してそればっか見つめてるからだっつーの。
達成感よりも先に疲労が来てしまうのはそのせいだ。
この頭の構造はなかなか頑固で改善できてないな。
少しずつ、「あ、また嵌ってるな」って、気付くのが早くなってきたかな?


あとはやっぱりなー、家族と関わるともう一発でストレスになるんだよな、やっぱり。
私は私でやっているので、もう、ずっと前からそれは私がなんとかできるようなことじゃないんだっての。
それに、私の方には、思いも寄らない幸福がやってきたっていうね、そっちだけ見ていていいんだよね。
どうにもできないことがたくさんあって、ただ、ほっておくことしかできなくて、苦しかったけど、
いつだって私は誠実だったし、思いやりもあった、誰もわかってくれなかったけど、
それが、ごく自然に伝わっていた、そういうことだってあるんだ。
わからんひとはわからんのだから、べつにそんでいいじゃんね。
逆に取り込まれて、自分も、事細かく呪いをかけるような人間になっちゃいかんしね。
余計なお世話は愛じゃないよね、それ、呪いだよね。心配とか言って、それ、呪いだよね。
何なんだろうねあれは。
欠点を指摘したら改善されるとか思ってるのかね。
私も時々、それ、やりそうになるけどね、っていうか、
それで自分を苦しめ続けてきたわけなんだけどさ。
欠けている所以上の豊かさがあるんだからそれでいいじゃんか。
私も彼女もかなり独特で、まあ、もっと普通な方が楽なのにな〜なんだけど、
どうしようもないよね。
それはそれで、それなりに困難を乗り越えて行くよね。
信頼していいと思うんだ。
やりたくないことなんてやんなくていいよ。
やっぱやったほうがいいな、って思った時に始めたって遅くなんか無いよ。
やりたくもないことを必死でやるなんてむしろ時間のムダた。
やりたいことをやるだけでも大変なんだから。
なんかさ、もう、やだね。
「ほら、だから言わんこっちゃない」「私の言ったとおりになったでしょ」ってさ、
なんなんだそれ。
当たり前だよね、無意識なんだろうけど、そう誘導してるんだもの、そりゃそうなるさ。
希望を見せるよりも先に不安を見せる。
そこに注意が行くと、そればっか見ちゃう、だからそこにわざわざぶつかることになってる。
ぶつかるかもしれない、ぶつかるかもしれない、って気にするとぶつかるんだよね。
気にしてなきゃそんなとこ注視したりしなかったのかもしれないのにさ。
ぶつかるもんなら何したってぶつかるさ、ぶつかっても大事がないようにしておくことくらいしかできないだろ。
大事があったらそこでそれをなんとかすることに全力かけることくらいしかできないだろ。
人の意思や判断や価値観やなんやかやに立ち入りすぎることが愛情だと勘違いしている。
余計なお世話なんだよな。
なんだかな、なんで女ってそうかね?
で、このパターンをまだ私自身、手放せていないわけよね。
だから、これ以上はやばいぞ、ってストップがかかってうつになるわけね。
もう誰も私に呪いなんかかけてないのに、自分でわざわざやってるよね。
自分の声じゃない声を自分の中に聞いているよね。
それ、私じゃないから。


ああ、今年はほんとうにがんばった。
実りの多い一年だった。
のに、なんか、実感があんまりないの。
そんなバカな、おかしいよ、今の私の頭。

あーあ、もう、猫飼っちゃおうかな。
「猫飼うなんて無理」これも所詮呪いなんだよね、本当は。