カウンセリング

何気ない話の中のたったひとつの偶然の言葉がヒットするっていうのはなんなんだろうか。
やはりものごとに偶然って無いんだなーきっと。


「○○さんみたいに素直で正直者だとさー〜〜〜」「あはは、確かにそーなるわ!」何気ない会話なのになんーで、
「あ、それだ!」って稲妻が落ちるんだか。


私は考えていて答えが出なかった。
「自分の意志では無いのに自分の意志なのかどうか区別がつかない」という事態が最も深刻に現れているのはどのあたりなんだろうかと。末端的なものではなく自分の存在が危うくなるほどに影響されている具体的な何かがどうにもわからなかった。


「馬鹿正直、純粋・・・」この類の関連事項なのだよね・・・。
「そんなふうに馬鹿正直なのは損なことである」という刷り込みは陵辱レベルで仕込まれている。
別に私はアホではないので、馬鹿正直は大罪なんかじゃないし、馬鹿正直が損どころが得(そもそも徳だし)をする場面だってあるってことくらいわかるんだけども、この掟に背くと頭の上から50cmくらいの足て踏みつけられるくらいの怖い事態になるということに何故かなっている・・・・。


正直じーさんは幸福になって意地悪じーさんは不幸になるっていう昔話はいくらでもあるというのに変な話だ。


馬鹿正直だ、純粋だ、という理由でことごとく罵詈雑言浴びせられるというのは明らかに異常だなー。
諭されるとかいうのではなく罵詈雑言なんだよなー。めった打ち。
イメージとして「頭の上から50cmくらいの足て踏みつけられる」恐ろしさなんだけど。


なんでそんな変なことになるのかはもう明白。
馬鹿正直で純粋な父や祖母の像が私に投影されるからなんだなこれが。


人間てともするとこういうめんどくさいことをわざわざするんだよな。
父や祖母が馬鹿正直な性格のせいで母が被害を被った事態は多分あるんだろうけど、そりゃ私とは関係無い・・・。
私は馬鹿正直な正確で、それで余り損をしたような記憶も無いのでいつだって母が怒り狂うのがさっぱりわかんないわけで、「なんだかよくわからないけど馬鹿正直だと50cmの足で踏みつけられるくらい怖い」という意味不明な呪いがかかっちゃったわけなんだなー。


理不尽だ・・・。



もう絶対になんか呪いをかけられているという確信はあったけど、どうもなんかぼんやりしていて掴めなかった。
「扱いやすいいい子でいなさい」というレベルならまだ類推もできようもんだけど、理不尽過ぎてわけがわからないもんで掴めなかったのか・・・・。投影じゃ見に覚えが無いしなー。


かくして、自分の思うまま正直に行動すると頭から足、
できもしない策略を頑張ればそんなもん本来したくもないことなのですげー疲労する。
で、どうにもこうにもならなくなる・・・・・ってなんだこれ・・・・・。



思わず、「コワ!」と言っていた。



誰だって他人が自分の思い通りになってくんねーかなー、てのはあるんだけど、それって無理。
でも、こういうような形でほぼ無意識にやってのけてしまうらしい、自分より弱い者に、抵抗できない相手に。



「そんなに馬鹿正直だと損するよ」なんてくらいのことは、普通のトーンで言うようなことだ。
これが、罵詈雑言とともに浴びせられるのはハッキリ異常だ。
それが異常と気付けないように仕組まれている、しかもやっている方は無意識って・・・・・コワすぎる・・・・。


そして、カウンセラー曰く、
「うん、怖い。でもよくあることなんだなこれが・・・。」
うん、そんな気がする。

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「そりゃー物凄い消耗するわけだわ」つーのが初めて腑に落ちた今日なんだけど。
あたかも、ロールプレイングゲームで毒にかかった状態だ、と思ったらちょっと笑えた。(笑い事じゃないけど)
あれ、呪文が使えない初期の段階で薬草も持ってないと、ただ歩いてるだけでガンガンHP消耗するんだよなー。


「・・・・なんだかそういうことじゃなくて物凄く理不尽で根が深い何か象徴的で具体的なことがある気がするんだけどなんだろ?」って考えてもどーしてもわかんなかったのに、
誘導されたわけでもなんでもない自分から始めた雑談の会話中からポンとキーワードが出る。そんなうまい偶然があるかよ。必然。ほとんど意志だよ。


やっぱ偶然なんて無いし、必要なもんは必要な時に現れる。必然は運命じゃなく、意志。もう決定。