家族は疲れる

色々溜まってる、というのも、
パソコンがクラッシュして半年以上の間、父のパソコンを共有してたから。
なるべく階下には行きたくないというのに、毎日。
そして、父と母のいつもの戦闘に巻き込まれる。
ああ、ずっとずっとこれをやり続けてきたんだよなあ。
結局、あの二人だけの問題で、私がどうこうできるもんじゃないと気づいてからなるべく関わらないようにしてるけども、
同じ空間にいたら無視できない事態もあるし。
まあ、そもそも、我が家はかなり特殊に居心地の悪い家庭だから同じ空間にいるだけでストレス。
疲れた。
文章を書くこともできないしね。
一人じゃないと集中できない。


ああ、しかもよりによってこの期間はたまたま状況が最悪で、
だからまた疲れきって一ヶ月も寝込むはめになったのだ。
とっぷりうつの時のような辛さが無いのでこのくらいは大丈夫なんて思うけど、
あんまり大丈夫じゃない。


♪戦場に〜咲いてしまった〜〜〜 銃声を〜〜聞いてしまった〜〜〜
 なにひとつ 選べなかった〜〜〜
 不死身の〜〜〜不死身の〜〜〜不死身の〜〜は〜〜な〜〜〜〜


なんでこんな歌詞が響いて泣けるんだろうと思って。ずっとずっと好きな曲だけど。
家の中がいつも戦場だったからだ。
そうさ、どこの家庭だって色んな物抱えてるもんさ、そういうもんさ、家族なんて、って言う。
でも、うちはかなり異常さ。
暴力こそ無いけれど。


父ははっきり変人だ。
人の気持ちを思いやるとか、そういうところが根本的に欠けている。
それ事態は良いとか悪いとかいう問題ではない。困ったもんだがそういう人だ。
それと母の押しの強い愛情とたゆまない努力と根性が絡むと、戦闘になる。
人を変えようとするな、他人を変えられると思うな、そして、それを愛情と思い違えないで欲しい、
のだが、もう、こっちもそういう人であり続けるしかできないのらしい。
こちらも、良いとか悪いとかいう問題じゃ無いようで、もうそういう人だ。
だから、二人で勝手にやってくれ、巻き込まないでくれと。
でも、難しい。
どちらも年をとって来てるし、なんか可愛そうな気がして、つい、
二人のそれぞれ異なる言語みたいなもんの翻訳係またしてもうっかりと買って出てしまう。
無駄なのに。
一時的になんとか休戦状態にすることくらいしかできない。
根本的な解決方法なんて、当事者同士の間にしか無い。
私にできるかそんなもん。
昔はそれを自分の役割だと思い込んでいた。
だから、心を病むようなことになったわけなんだろ?


家族が一番大切な絆、らしいね世間では。
いや、もう、そんな時代じゃない。
だからこそあえて必死でそう言っているだけだろ。


少人数の密接な関係を持った単位というのはそもそも持続性が無いものだ。
離合集散を繰り返すことで風通しを良くしている。
家族だって賞味期限がある集団なのに、無理に維持しようとしてきた色々な制度や文化、
もうとっくに崩壊しているのに、まだ続けてる。


単なる、ギブアンドテイクが成立している関係として割りきらなければ。この状況を。
つい、「そういうのって冷たいんじゃないか」なんてこと気にするからいけないのよね。
冷たい人間と言ってもらえばいいだけのこと。
別にあえて役割を果たそうとしなくても、今や両親のもとにただ居てあげるだけでも親孝行ってもんだ。
こちらは経済的に助かる。
利害が一致しているからこれでも一緒に居続けているわけで、
私が負い目に思うことはない。

別に、母とは話が合う時もあるし。やっぱ、気は一切使わずに済むわけだし。
父は別に関わる必要もなくて楽だし。